せんねん灸の効果



ツボの位置を知ろう

 

 

せんねん灸は手軽に貼ることが出来るお灸ですが、やみくもに貼っても効果は期待できません。お灸はツボに貼ってはじめて効果を発揮するものですので、ツボの位置というものを分かっていなければならないのです。

 

 

人間の体にはたくさんのツボがありますが、その中から代表的なものをいくつか紹介していきたいと思います。「天柱」(てんちゅう)は、頭のうしろのはえぎわ辺りにあり、頭を支える2本の太い筋肉の間のくぼみから両側に親指1本分外側にあるツボです。目や耳、鼻など頭に関するツボであり、頭痛を和らげる時などにはピッタリです。慢性的な頭痛や、なんとなく頭が重い時などにも効果があります。

 

 

「風地」(ふうち)は風邪のツボともいわれているぐらいであり、何となく熱っぽかったり咳が出るなどの風邪の初期症状を和らげるにはピッタリのツボです。その他にも、目や耳、鼻、頭などの痛みにも効果があります。風地は、頭を支える太い2本の筋肉のはえぎわのところにあり、天柱のツボのさらに1㎝くらい外側にあります。

 

 

「肩井」(けんせい)は、首のつけ根と肩の先のちょうど中間にあるツボで、押すと重い痛みを感じるところです。首や肩のコリ、寝違え、目、耳、歯痛、頭痛などに効果的です。オフィスワークで長時間パソコンを使用している時などに肩や首がコリますが、そういった症状を和らげるのには最適なツボです。また、全身の血行がよくなるために冷え症の改善にも効果を発揮します。